今年の無線LAN界隈は、IEEE802.11acが解禁される予定という事で、
賑やかになりそうです。
11acは、この夏以降のハイエンドスマートフォンには標準搭載
となる予定ですので、家庭内の無線LANルーターの買い替えを
検討している人は、対応製品を検討すると良いかもしれません。
国内メーカーは、まだ3社程度しか対応製品の発表をしていませんが、
自分用のメモとして、簡単にまとめておきます。
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今の所、IEEE802.11acが正式策定されていないので、以下全て「ドラフト対応」です。
▼1.3Gbps対応(80MHz幅/MIMO 3x3)
◯BUFFALO WZR-1750DHP(http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/wzr-1750dhp/)
11nの時もそうでしたが、かなり先行して売り出しているのが流石です。
設定画面のUIが使いやすくなっているようです。
PPTPサーバー機能など、これまでの機能もそのまま載っているので、
バッファロー製のルーターユーザーは、安心して乗り換え出来そうです。
実売価格は、18000円前後です。@2013/04/01現在
◯NECアクセステクニカ Aterm WG1800HP
(http://121ware.com/product/atermstation/product/warpstar/wg1800hp/)
安定した人気を誇るAtermシリーズでも、11ac対応製品が出ます。
こちらは、4月10日発売のようです。発売価格は、18000円前後。
◯I/Oデータ WN-AC1600DGR
まだ製品ページはない様子。
次世代無線LAN規格11ac(IEEE802.11acDraft)ついに解禁!
という、11acについてのページのみ確認出来ました。
11a/nの速度も300Mbpsと微妙?
▼最大866Mbps(80MHz幅/MIMO 2x2)
MINO2x2対応の1ランク速度が遅い製品もラインアップされてます。
値段が数千円安いだけなので、現状ではあまりこちらを選ぶメリットは
無い様に見えます。
今後、製品が揃ってきた時に大きく値段が変わってくるでしょう。
無線LANの用途がスマートフォンなどメインであれば、この辺りの
商品がターゲットになってくるかと思います。
※スマートフォンに載ると思われるHT80(VHT80)対応の1ストリームでも
433.3Mbpsとかなり早いです。
◯BUFFALO WZR-1166DHP
◯NECアクセステクニカ Aterm WG1400HP
◯ アイ・オー・データ WN-AC867U ※ページなし。
■総括
まだ国内3社・3機種程度しか比較する製品がないので、微妙ですが、
今後、夏にかけて色々な製品が出てくると思います。
11ac製品を買うにあたっての選択のポイントは・・・
・11acの最高速度(1.3G以上のモデルを是非)
・11n/11aの速度 (450Mbps製品が主流です)
・USB3.0 対応か (どうせ規格値は出ないでしょうが一応)
・PPTPなどの付加機能(NEC Atermは未対応に見えますね・・)
・製品の安定度 (販売後の価格COMなどを見て)
・大きさ (今までの製品より一回り大きいです)
・値段 ()
くらいでしょうか。
尚、まだ、11ac対応の無線LANクライアントがほとんど出ていないので、
11ac規格の速度を体験したい場合は、同じ製品を二個購入コースに、
なりそうです。(セットで売りに出てます)
Aterm WL900U (USB子機) (MIMO2x2 867Mbps対応)
なんてものも予定はされていますが・・・。(5月20日発売予定)
もう少し値段がこなれてきたら、買ってレビューをしたいと思います。
(PPTPが使いたいので、バッファロー製になりそうです)
■その他
【清水理史の「イニシャルB」】 最大1300Mbpsの無線LANルーター「バッファロー WZR-1750DHP」
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/20130402_594121.html
→WZR-1750DHP 2台間の接続で500Mbps程度は出ているようです。
距離が離れても200Mbps程度出るのであれば、NASをぶら下げても、
そこまで遅くなるのを気にせず使えそうですね。