月: 2010年5月

新ROM対応のJailbreakツール spiritjb が登場したので、
調子の悪かったiPhoneをさっそく再構築してみました。

■spiritjbっって？

http://spiritjb.com/ で公開された新しいJailbreakツールです。

ポイントは、
-- iPad, iPhone, or iPod touch on firmware 3.1.2, 3.1.3, or 3.2 対応
-- 所謂新BootROM対応(紐付きJailbreakにならない)
-- SIMロック解除は出来ない（unlock未対応）

対応している iTunes はiTunes 9 (including 9.1.1)

一つ前のバージョンでは、カメラロールが消える不具合がありましたが、
今ダウンロード可能なものは大丈夫のようです。
(いずれにしてもバックアップはしましょう)

■詳しい説明とか

iPhone Life(KMJBの日記)さんの記事が分かりやすいです。
http://d.hatena.ne.jp/KMJB/20100503/1272854907

■やったことメモ

あえて書くことも無いと思いますが、基本的に自己責任でお願いします。
環境は、3GS 旧ROM 3.1.2 blakra1nでもともとJB済み環境。

- 事前に環境バックアップ

バックアップは重要。可能ならスライスごとtarで固めてバックアップしちゃう。
自分は再設定を苦にしないので、以下だけ実施。

Pkgbkやdpkg -lでパッケージリスト作成。
/var/mobile 配下のファイルをバックアップ(Mediaは外した)
/var/stash配下のテーマはバックアップ。

/Application/BossPrefs.app など個別に保存したい設定があれば、
各項目バックアップ。

iTunesでのバックアップも実行しておく。

- OSを純正3.1.3へ更新

純正環境からのJailbreakツールとの事なので。まずは更新。

- DFUモードから復元+新しいiPhoneとして登録

不調な状態が治らないので、一から再構築することに。
バックアップから戻さないのでアプリの設定含めて全て最初から設定する覚悟を決める。

※普通の人はこの項目は必要ありません。復元も行う必要ないかと。

- iTunesから純正アプリを同期で戻す

この時点でiTunesでバックアップ　⇒ バックアップファイル自体をバックアップ(念のため)

C:Documents and SettingsXXXXApplication DataApple ComputerMobileSyncBackup 配下の
フォルダをRenameして上書されないように保護。これで、この時点へはいつでも戻せる。

- Spiritjbツールを使用して、Jailbreakの実施

Jailbreak自体はこれだけ。あとは、Cydiaから、afc2addとPkgbkだかを
入れてパッケージの復元をするなど各自のやりかたに。

パッケージを戻す前に、MobileTerminalを入れてmobile/rootユーザーの
パスワード変更を先にやっておくと安心だと思います。

あとは、既存環境の情報を最低限戻したかったので、 以下ファイルをi-funboxで書き戻し。

** Safariのブックマーク　：　/var/mobile/Library/Safari/Bookmarks.plist
** SMS/MMSのデータ　：　/var/mobile/Library/SMS/sms.db
** 各種Winterboardのテーマ　：　/var/stash/Themes.XXXX/配下

丸々最初からやり直しで丸一日つぶれました・・・。