【HTC J】絵文字の表示とFallback Fontの変更について


@神戸メリケンパーク Photo by HTC J/ISW13HT

ATOKで絵文字を表示させる方法 と fallback fontの追加についてのメモです

■注意事項■

root権限が必要な内容となります。
ファイルの操作間違いなど、失敗するとロゴループとなり起動しなくなるので注意下さい。
CWM導入などsystemがリカバリ可能な状態を確保してからの作業を推奨します。

※無許可の転載はご遠慮願います。

【ATOKで絵文字を表示させる】

HTC JでATOKを使っていると、絵文字のFONTがないせいか、
空白で表示されます。これを改善する方法をメモです。
(各ファイルは、検索して探して下さい・・・。)

1. libemoji_docomo.so を どこかからGetしてくる
2. /system を 書き込み可能でマウント(root explorereなどで)
3. libemoji_docomo.so/system/lib へコピー。Permissionは、644に変更

4./data/local.propを作成

作成したファイルに以下の1行を追記

ro.config.libemoji=libemoji_docomo.so

/data/local.propファイルのPermissionを644に変更

5. 再起動

これで、ATOKの入力パネルで絵文字が出るようになります。

libemoji_docomo.so を libemoji_kddi.so に変えると
AUの絵文字が出るようになります。

左がdocomo、右がkddiを指定した場合。
 

HTC Jの場合は、libemoji_kddi.soにしてもメールアプリ上では、
ドコモの絵文字に変換されて表示されるみたいです。残念。

元に戻したい場合は、libemoji_docomo.soと/data/local.propの削除でOK


【unicode 入りのDroidSans.ttf】

iPhoneユーザーがよく使う絵文字が表示出来るように、
言語を少し追加したDroidSansFallback.ttf を 作成しました。

Link ⇒ DroidSansFallback.ttf

元のDroidSansFallback.ttfをバックアップした上で、上書きして、
Permissionを644に変更すれば、再起動後有効になります。

 

HTC J (ISW13HT) 小ネタ諸々

HTC Jの小ネタを少々。

1.microSDXC 64GBが非公式ながら認識・動作する。

ちなみに買ったのはこれ⇒Sandisk microSDXC Ultra 64GB SDSDQUA-064G-U46A
最初正常に認識しないですが、ストレージの項目からSDカードの削除・初期化を、
したら使えるようになりました。

★ドコモから破損の警告/お知らせがありました。ご注意下さい★

microSDXCカードご利用時のご注意について
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/120606_00.html

2.CPUのSTEP数がかなり多い。

周波数STEPが多いと省電力に効果があったりなかったり。

あと2個目のCPUは、殆どOFFLINE だったりします。
HTC Jがバッテリーの持ちがいいと言われるのはここなのかも。

ただ、Galaxy S2 ⇒ Photon と使ってきたけど使ってる時の消費と、
Deep sleep時の消費は大差無い感じでした。(使い方?

3.ベンチの結果は優秀

これは各所で話題になってますね。メモリーの値が高いのが特徴的

 

4.凍結したアプリは、adb経由でも確認が出来る(pmコマンド)

$ adb shell pm list packages -d
package:com.google.android.apps.genie.geniewidget
package:com.htc.photowidget3d
package:com.htc.socialnetwork.gree
package:com.kddi.ux.location
package:com.kddi.ux.station
package:jp.gree.android.pf.greeapp1753

例えば凍結し過ぎて再起動ループになった場合は、wait-for-deviceと
組み合わせて、起動時にenable出来れば復活が可能かもしれない
ダメでした。root化した後にやらないとダメぽい。

例)
$ adb wait-for-device && adb shell pm enable <package name >

それ以外で見つけたのは、PRLでLTEの項目がある(選択できない)事や、
自動省電力機能隠しメニューがある(有効にする方法がわからない)位かな。

カメラの性能は、HTC J (ISW13HT)とPHOTON撮り比べ でイマイチって書いたけど、
使ってるとそんな事もなくて、中々優秀なのかなと。前言撤回。camera

あと、一つ前にrootの記事書いてますが、temp rootからもEVO 3Dと同じやり方で、
xml書き換えてカメラ無音化出来ます。連射時音でないと寂しいですがsweat01

HTC Jでの暫定的な root権取得のメモ

★ このtmprootの取り方は、OTA適用前の方法です。
最新のバージョンでは使えないのでご注意ください。

★→OTA適用後のroot取得はHTC速報さんのページを参考に!
★ HTC J Valente : root化について (HTC速報Dev)

 ここで書いた内容を実行して問題が発生した場合も、当Blogでは、
 一切の責任を負いませんので、実施される方は心して実行願います。

HTC J ISW13HT で 暫定的にrootが取れたのでメモを書いておきます。

基本的にLinuxが分かる人向けです。

流れとしては、/dataのパーミッションを変更して、local.propの書き込みを
可能にさせた後、「ro.kernel.qemu=1」でエミュレータモードにする方法と
なります。

◯ /dataにシンボリックリンクを貼る

/data/local/tmp を renameして、/data/local/tmp > /dataへの
シンボリックリンクを貼ります。

$ adb shell mv /data/local/tmp /data/local/tmp.org
$ adb shell ln -s /data /data/local/tmp

実行結果を確認
$ adb shell ls -ld /data/local/tmp
lrwxrwxrwx shell    shell             2012-06-01 01:22 tmp -> /data

$ adb reboot

◯ /data/local.propを書き込む

/dataのパーミッションが書き込み可能になってるはずなので、
local.propへ、ro.kernel.qemu=1を書き込む

$ adb shell ls -ld /data
drwxrwx--x shell    shell             2012-06-01 01:30 data

$ adb shell "echo ro.kernel.qemu=1 > /data/local.prop"

$ adb shell cat /data/local.prop
ro.kernel.qemu=1

$ adb reboot

これで、adb shellを打てばroot状態でログイン出来ます

元に戻したい場合は、"/data/local.prop" と "/data/local/tmp" を
削除して、/data/local/tmp.orgを元に戻せばOK.

$ adb shell rm /data/local.prop
$ adb reboot

$ adb wait-for-device
$ adb shell rm /data/local/tmp
$ adb shell mv /data/local/tmp.org /data/local/tmp
$ adb reboot

今の所、何がTriggerかわからないですが、すぐにハングアップ/再起動します
機内モードでも同じ状態です。あとロック画面出てこなくなるので、adb以外から
操作不可能でした。

▼追記 6/1

充電中はSleepしない+機内モードにした状態にしておくと、ハングアップなどは、
発生せずに、adb経由での操作は行えました。ただし、SENSEのロック画面の
解除が出来ないので、スマートフォン本体での操作は出来ない状況のままでした。
(No lockなりでLockしない状態にしておけば良いのかもしれません。)

Android root権なしのフルバックアップ/リストア

ICS(Android4.x)では、adbコマンドでbackupがある程度出来るようです。
adbコマンドが使える環境であれば、rootになれる必要は無い様です。

adbのヘルプ抜粋

adb backup [-f <file>] [-apk|-noapk] [-shared|-noshared] [-all] [-system|-nosystem] [<packages...>]
adb restore <file>           - restore device contents from the <file> backup archive

 

adbが使用可能な環境を整えた後、こんな感じで実行すれば良いみたい。

■backup

c:> adb backup -f  20120528.bak  -apk -shared -all

コマンド実行後、スマートフォン側でパスワードの設定を求められます。
-apk -all -sharedオプションの場合は、結構時間がかかるようです。

■restore

c:> adb restore  20120528.bak

完全なフルバックアップ/リストアではなくて、一部リストア出来ない内容も
あるようです。Widgetとかは貼り直しになります。

sdcard(本体ストレージ)についても基本的にアプリのデータのみのバックアップ
となります。他のデータは別途自力でバックアップですね。

日本国内機はrootが取れない、取れても一時rootな機器が多いので、この夏以降の
ICS機器は、adbでバックアップを取る機会が増えるかもしれないですね。
#アプリで同じ事が出来るようになると良いのですが。