Raspberry Pi 3につけたLCDを回転させるのに苦労した話

Raspberry Pi 3には、LCDを付けてもGPIOが使えると評判の
「Quimat 3.5インチタッチスクリーン HDMIモニタ」使用しています。

画面を回転させる(/boot/config.txtにdisplay_rotate=1とか記載して)と、
タッチパネルのX/Yが上手く回転してくれずに、画面操作が急に
難易度が上がる問題がありました。

Webで調べると色々対処策が出てくるのですが、自分の機種にマッチせず。

調べに調べまくった結果、99-callibration.conf に TransformationMatrix の
オプションを設定する事で、ちゃんとタッチパネルごと回転出来るように
なりました。

この設定はコマンドでも確認が出来るので、同じ問題に苦しんでいる人は、
以下コマンドで直るか試して見て下さい。

$ export DISPLAY=:0.0

#90度回転している場合
$ xinput set-prop 'ADS7846 Touchscreen' 'Coordinate Transformation Matrix' 0 1 0 -1 0 1 0 0 1

#180度回転している場合
$ xinput set-prop 'ADS7846 Touchscreen' 'Coordinate Transformation Matrix' -1 0 1 0 -1 1 0 0 1

#270度回転している場合
$ xinput set-prop 'ADS7846 Touchscreen' 'Coordinate Transformation Matrix' 0 -1 1 1 0 0 0 0 1 

これで直る人は、「/etc/X11/xorg.conf.d/99-calibration.conf」に、
以下オプションとして追記すれば再起動しても、最初から動くようになります。

Option "TransformationMatrix" "0 -1 1 1 0 0 0 0 1"

ついでにLCD-showも改造してみましたので、良かったらご利用ください。
https://github.com/caplio/LCD-show

$ git clone https://github.com/caplio/LCD-show.git
$ cd LCD-show
$ chmod +x MPI3508_480_320-show
$ ./MPI3508_480_320-show
#自動的に再起動されます。ドライバーとかも勝手に入ります。

#90度回転させたい場合
$ ./MPI3508_480_320-show 90

不明点とか何かあればコメント下さい。

Raspberry Pi 3で、常時、強震モニターを見る。


相変わらず群発地震があったりと日本列島が揺れていて、
いつも家でPCを付けてる時は、すぐに地震がわかるように、
強震モニターを起動している。

スマホでもアプリ入れてたりするのですが、
PC起動してない時も表示し続けたいなと思い立ち、
Raspberry Pi 3 + LCDで実装してみたので、そのメモです。
(ただただラズパイでブラウザを表示し続けるだけですが)

■買ったのもの

Raspberry Pi 3 Model B 
・液晶ディスプレイ(自分が買ったのは、Waveshare の3.5インチのものですが、HDMIのものの方がおススメです。)

 

■実装

・適当なサイトでRasberry piのインストール手順を見て設定する。
・LCDの設定をして液晶に表示出来るようにする。
・Chromiumを入れる(入ってない場合
・Chormeの強震モニタExtensionを入れる。
・終わり。

 

■その他
こういうBluetoothキーボードがあると、タッチパネルで困難な操作も
可能なのでいざという時に役立ちます。

Raspberry Pi をNFS root 環境で起動する

Raspberry PiのOS領域は、通常だとSDカードからの起動になります。

当然 /var など含めてログは全てそこに出力されますので、
SDカードの想定された利用方法を超えるWriteが予想されます。

そのままだと、あっという間にSDカードを壊しそうなので、
root領域をNFSに置いて、そこから起動する方法を試しましたので、
そのメモです。 "Raspberry Pi をNFS root 環境で起動する" の続きを読む

Raspberry piのOSイメージをLoopマウントするメモ

本当にただのメモです。

◯OFFSETを調べる
# printf 'unit B\nprint\nquit\n' | parted 2013-05-25-wheezy-raspbian.img
GNU Parted 2.3
/work2/disk2/pi/2013-05-25-wheezy-raspbian.img を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) unit B
(parted) print
モデル: (file)
ディスク /work2/disk2/pi/2013-05-25-wheezy-raspbian.img: 1939865600B
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos


番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 4194304B 62914559B 58720256B primary fat16 lba
2 62914560B 1939865599B 1876951040B primary ext4
(parted) quit

◯マウント
# mkdir part2
# mount -t ext4 -o loop,offset=62914560 2013-05-25-wheezy-raspbian.img ./part2

元ネタ:http://ramin-honary.blogspot.jp/2012/12/how-to-mount-partitions-in-img-file.html